おいしいそばになあれ!
天気も回復し,なんとか外での実施ができました。
昨日のうちに畑から持ってきたそばを,杉の棒でたたいて落とします。
子どもたちは,楽しみにしていたようで,時間になるとわくわくしながら集合しました。
ひと塊りにした,そばに2・3人がついてい,もちつきのように交互に叩いていきます。
叩くことで,そばの実が落ちていきます。棒も叩きやすいように弓状に曲がり,
上と下で太さが違うようになっています。細い方をもちながら,太いほうで打ち付けていくことで,しっかりと叩くことができました。
ここ数日のさえない天気でそばの乾きがいまいちだったようで,
なかなか落ちない実を一粒一粒しっかりと確認しながらの作業でした。
それでも,子どもたちはそばの実を無駄にしないように,楽しみながらも一生懸命でした。
その後は,ふるいにかけ,唐箕(とうみ)を使って実と葉っぱなどの細かいクズとを選別していきます。
社会科の昔の道具等で学習する唐箕。実際に使用したことのある小学生は少ないと思います。
菅牟田では,地域の方のご厚意もあり今日は3台もの唐箕が用意されました。
高学年の子どもたちは慣れた手つきで使っていましたが,その様子を見ていて改めて先人の知恵のすごさを感じるとともに,そんな体験を身近にできることが素晴らしく感じました。
さらにその後,唐箕で選別したものを一つ一つ目で確認しながら、大きなクズや石,虫などをよけていきました。
そして、やっと最後の工程。きれいに選別したそばの実をブルーシートの上に広げ,
さらに乾燥させます。広げながらも,細かい石など取り除きながら,できるだけ重ならないようにしていきます。
これで、やっと今日のそばの実落としはおしまいです。
今後はこれをそば粉にし,きたる11月23日(日)のすがむた祭りで,地域やPTAの方々とも協力し,そばを作り,振る舞います。
このように,子どもたちの頑張りと愛情いっぱいで作ったおそば。ぜひぜひ食べに来てください。